建築学生の皆さん、こんにちは。
今回は、建築学生がGIS(地理情報システム)を活用して論文を書く方法について解説していきます。
近年、建築設計や都市計画だけでなく、論文執筆においてもGISを活用するケースが増えてきました。この記事では、建築学生がGISを使うメリット、具体的な活用方法、そして論文を書くときのポイントを詳しくご紹介します。
(アイキャッチ画像:建築とGISをイメージしたもの)
そもそもGISとは?
まず、GISとは「Geographic Information System」の略で、日本語では「地理情報システム」と呼ばれます。簡単に言えば、地図上に様々なデータを重ね合わせて分析・可視化する技術です。
建築分野では、以下のような場面でGISが使われています。
- 都市計画・地域分析
- 災害リスク評価
- 環境設計・エコロジカルプランニング
- 交通・インフラ整備の計画
特に、データに基づいた設計提案を求められる現代において、GISは非常に重要なツールとなっています。
建築学生がGISを使って論文を書くメリット

では、なぜ建築学生が論文にGISを取り入れるべきなのでしょうか?
その理由を3つにまとめました。
1. 客観性のあるデータ分析ができる
論文を書く上で重要なのは、「主観」だけでなく「客観的なデータ」を用いることです。GISを使えば、位置情報に基づいた客観的な分析が可能になります。
例えば、都市のヒートアイランド現象の分布や、災害リスクエリアの可視化など、説得力のあるデータを簡単に示すことができます。
主観的なテーマに客観的な情報を付加できる。
2. 説得力のあるビジュアルを作成できる
GISで作成した地図は、そのまま論文の図表として利用できます。視覚的に訴える資料は、審査員や教授にインパクトを与え、評価を高めるポイントにもなります。
3. 専門性をアピールできる
建築とGISを組み合わせて研究できる学生は、まだまだ多くありません。そのため、他の学生と差別化できる武器になります。
就活時のポートフォリオや研究発表でも、GISスキルは大きなアピール材料になります。
就活にも強い!
ちなみに、卒業論文だけでなく、卒業設計においても、GISは有用です。もっと、卒業設計についてを知りたい人はこちら↓
建築学生がGISを使った論文で狙える研究テーマ一覧

| カテゴリー | 研究テーマ例 | 使用するGIS機能例 |
|---|---|---|
| 都市環境 | ヒートアイランド現象の空間分布 | 温度データのマッピング、ヒートマップ作成 |
| 建築・住宅 | 空き家分布と地域特性の関連性 | ポイントデータ解析、エリア別統計 |
| 防災・減災 | 地震・水害リスクマップ作成 | ハザードマップ重ね合わせ、リスク分析 |
| インフラ・交通 | 駅徒歩圏と土地利用分析 | バッファ解析、アクセス分析 |
| 環境保全 | 都市緑化分布と環境評価 | 緑被率マップ作成、環境指標評価 |
| 地域活性化 | 商店街と周辺人口の関係分析 | 人口密度マッピング、立地条件分析 |
建築学生が論文でGISを活用する手順
ここからは、実際にGISを使って論文を書くための流れを具体的に解説します。

① テーマ設定
まずは、GISを使う意味のあるテーマを設定しましょう。例を挙げると、
- 都市緑化と気温の関係分析
- 災害リスクと都市構造の関係性
- 空き家分布と地域特性の関連性
といったテーマが考えられます。位置情報と関連が強いテーマがGISには向いています。
テーマの策定!!
② データ収集
次に、必要なデータを集めます。使えるデータ例としては、
- 国土地理院のオープンデータ
- 各自治体の公開GISデータ
- 環境省や総務省の統計データ
などがあります。
無料でダウンロードできるデータも多いので、学生でも利用しやすいのが魅力です。
様々なデータを収集し、比較検討しよう。
③ GISソフトでデータ分析
データが集まったら、GISソフトを使って分析を進めます。
初心者におすすめのソフトは以下の通りです。
- QGIS(無料・オープンソース)
- ArcGIS(有料・学生版あり)
まずはQGISから始めるのがおすすめです。基本的な地図作成や空間分析は無料で十分対応できます。

「え、QGISって無料なのにこんなにできるの?」

「そう!まずはダウンロードして触ってみよう!」
QGISについて、ダウンロードと操作を学びたい人はこちら↓
④ 結果のまとめ・図表化
GISで分析した結果は、必ず地図やグラフにまとめ、論文に貼り付けましょう。視覚的に整理することで、読み手に伝わりやすくなります。
ビジュアライズして、論文、資料のブラッシュアップをしよう
論文に使えるGIS活用テーマ例
最後に、建築学生向けにおすすめのGIS活用テーマをいくつかご紹介します。
| テーマ | 内容例 |
|---|---|
| 都市のヒートアイランド分析 | 都市部と郊外の気温差をGISで可視化する |
| 空き家問題の空間分析 | 空き家密集エリアと地域特性の関係を調査 |
| 防災・減災マップ作成 | 災害リスクと建築物分布の関係性を分析 |
| 交通利便性の評価 | 駅からのアクセス状況と土地利用を比較 |
これらのテーマは、建築×GISの組み合わせとして非常に相性が良く、実際の研究や卒業論文でも高い評価を得られる可能性があります。
まとめ|GISを使った論文でライバルに差をつけよう!

いかがでしたでしょうか?
建築学生にとって、GISを使った論文は、説得力と専門性を高める大きな武器になります。初めは難しそうに感じるかもしれませんが、基本操作さえマスターすれば、誰でも使いこなせるようになります。
ぜひこの記事を参考に、あなたの論文にもGISを取り入れて、ライバルたちに一歩差をつけましょう!





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